医学生のCBT対策 勉強法〜なんだかんだQB一択説〜
どうも!Kyです(。・ω・)ノ゙
今日は医学科4年生が必ずぶつかる壁、
CBTについて
落ちることはないであろう対策法を紹介したいとおもいます!
私が実際に行なっていた勉強法と使用した参考書などを紹介するので、勉強法に悩んでるという方の参考になればと思います。
まず、CBTの概要について
CBTが何の略かっていうと
Computer based test
だったと思います、たぶん笑
要はパソコンでやるテストです。
パソコンでやるということで、全て選択式です!これはでかい!!
4年生までテストを乗り越えてきた方ならわかると思いますが、記述がないということは、ぼんやり覚えてるだけでもある程度解ける!ってことなんですね。
て言っちゃうと、簡単に聞こえますよね
そうなんです、CBTって実際、大学の試験に比べると難易度は低い!これはほんとです。
それなら楽勝じゃん!て、思う方もいるかもしれませんが、では何が問題かっていうと、
量が多すぎる(TT)
てことですね、はい。
簡単にいうと今までの全ての科目をやらないといけないんですね。
基礎医学も臨床も全て、、、、
そうなると、難易度低いからって無理じゃね?ってみんな思うわけですね。
今までのテストを広く浅く全部やり直すっていうと無理って思う方がいてもおかしくない、というか筆者の周りはそんな人ばかりでした笑
みんなどこまでやればいいか、ぎりぎりのラインを探ってましたね、
ということで、真正面からぶつかろうとすると膨大な時間がかかるCBTをどこまで削ることができるのか、安定して受かるにはどのくらいがベストなのか
私の経験と、私が周囲の友人をみてわかった範囲で解説していきたいと思います。
私はびびりなので落ちない程度には勉強してましたね。友人の数人はぎりぎり落ちるか落ちないか、という勉強量で挑んで、受かる人半分、落ちる人半分ていうイメージでしたね。
どの程度やるかは人それぞれでいいと思いますよ、再試を受けるのが嫌じゃなければ笑
ちなみに、私個人の獲得点数は80%弱でした。厳密には79.6%だったはず。
なので、私が行った勉強法だとこのくらいになると思っていただけると幸いです。
ちなみに後で、友人の勉強法も紹介しますが、そちらは受かる保証はできませんのでよろしくお願いします笑
私が使っていたのは
参考書としては
QB No.1〜4
教科書として
病気がみえる全巻(1〜10 今は11 整形外科も出てます)
レビュブックマイナー
これだけです!
勉強法なのですが、結論から言うとQBを解くってだけですね。
ただ、いくつか注意点があります。
①QBは1から順番には解かない
②1周目だけは時間がかかってもじっくりやる
③2周目に入る前に暗記をする
④2周目以降はQBオンラインを使う
です!
これを意識してやれば、医学部に入れた人であればCBTは問題なく通ると思います。
これからひとつひとつ解説しますが、少なくとも ①1から順番には解かない これだけは読んでください!効率よく点数を取るために1番大事な部分です!
①QBはVol.1から順番には解かない
これが最も重要です!
まず、QBをどのような流れで解けばいいかというと、
最初にじっくり1周
復習のために2周目
余裕があればざっと目を倒す感じでもう一周
これくらいで十分だと思います。
流れはこんな感じでいいと思うのですが、この時注意して欲しいのがQBはVol.1から順番には解かないということです!
実際は1から順に通していっても問題ないのですが、重要な部分を意識するという意味でこのような言い方をさせてもらいます。
みなさん、CBTがどの分野からどのくらいの割合で出題されるかご存知でしょうか?どこかの分野に偏りがあればその部分を重点的に勉強するのが大事だとは思いませんか?
もちろん、高得点を狙っているのであれば全ての範囲をしっかり勉強することが大事ですが、そこそこな勉強量でそこそこな点が取れればいいという方はやはり効率的な点の取り方を考えるのが大事だと思いませんか?少なくとも私はそういう考えでした。
ということで、最初に注目するべきは出題分野の偏りですよね。
下のQBに載っている表の画像を見ていただくとわかるのですが、CBTの出題範囲はA〜Fに分かれていて、DとE、つまりVol.2と3の一部だけめ6割強が出題されるんですね!
なので、とりあえずVol.2と3をしっかりやっておけばある程度の点数は取れます。
どこからやればいいのかわからない、という方はVol.2から始めることをお勧めします。
とまあ、Vol.2と3やっとけば大丈夫みたいに書きましたが、やはりそれだけじゃ不安という方も多いと思います。(いや大丈夫でしょ、と思う方は続きは読み飛ばしてもらって大丈夫です笑)
というか、実際63%では合格できませんよね(^^;
私はびびりなので、結局Vol.1〜4まで全部解きました。
そしていくつかわかったことがあります。
まずVol.1は直前にやれば点数は取れる、ということです。
というのも、Vol.1は基礎医学や公衆衛生の範囲なんですよね。となると、基本的に覚えているかどうかで点数が決まります。ですので、1番最初にVol.1から始めるとCBTの頃には全部忘れてしまって、またやり直しってことになるんですね。私はそうなりました笑
なので、直前に一気にやってしまって、覚えてるうちにCBTを迎えるようにするのが効率的だと思います。
次に、Vol.4についてですが、余裕がある人はがっつり全てやってください。運次第ですが、QBの問題がそのまま何問か出た!っていう友人がいたのでやっとけば点数が上がる可能性は高いです。
時間的にそこまで余裕がないという人も、ざっとでいいので目を通しておくのが無難かと思います。Vol.4は多選択肢問題と4連問の形式なのですが、特に4連問に関しては、前から順に解いていって、一度解答すると前の問題に戻れません。しかも、直前の問題の解答が次の問題文でわかってしまうんですよね。
自分の解答が正解であればいいのですが、何問も連続で間違うと本番は動揺してしまいます(^^;
この形式に慣れるという意味で、目を通しておく必要はあると思います。ただ、知識に関してはVol.2と3でやったことと大きな差はないので目新しい知識はそこまで増える感じにはなりません。
形式に慣れる。この1点が重要です。
簡単にまとめると、Vol.2と3を中心に勉強し、Vol.1と4をさらっと触っておく。というのが無理のない勉強法だと思います。
②1周目だけは時間がかかってもじっくりやる
QBは1周目にかかる時間が膨大です。当然といえば当然なのですが、、
途中で何度も心が折れそうになりましたね、ほんとに笑
私の場合結構じっくりやっていたので、1時間で20問しか進まなかったりしたんですよね、それを2000問(もっとあったかな?)もやるって考えたら何日かかるか考えただけで嫌になりますよね。
でも、それを途中で雑なやり方に変えると後で後悔します。後で、余計に時間かかります。1周目だけは踏ん張りましょう(^^;
私がやっていたやり方は、
問題解く→
解答解説読む→
知らない疾患、忘れている疾患は病態生理や特徴的な所見を確認する
→必要な暗記事項はiPadに書き込む
→次の問題に進む
という感じです。
この時重要なのが、暗記事項をノートなどにメモするということです。
私の場合はiPad Proを使って、GoodNotesというノートアプリに書き込んでました。これがものすごく便利! ですが、iPadの利便性はまた別記事で書きたいと思います。
ここで伝えたいのは暗記する内容をどこかにまとめておく、ということです。
QBを1周解いた後に最初に解いた問題を見直してもたぶんまた同じように間違えます。当然覚えてませんからね。
ですので、次に解いた時に解けるように必要な項目を書き出しておきましょう。
後で、どれを覚えるべきか書き出していく作業をまたやるよりは1周目でやってしまおうということです。時間はかかりますが、頑張りましょう。
③2周目に入る前に暗記をする
1周目が終わって暗記用のメモが集まったら、2周目に入る前に、それを暗記しましょう!
いくらメモが出来上がっていても、それを覚えなければ問題は解けません。
完璧にとは言わないので、ある程度覚えて2周目にのぞんでみると、1周目の何倍ものスピードで解けるので楽しくなってきます。
2周目でも、1周目では書き漏らしていた、気づかなかった必要な暗記項目が出てくると思うのでメモに追加していくといいです。
それを覚えて3周目にのぞめば問題なく解けることがわかると思います。
ただ、3周目まではいいのですが、4周目以降は解答を覚えてしまって思考して解くということをあまりしなくなってしまうと思いますので、何周も何周もすればいいとは思いません。
じっくり2周、ないし3周というのが無駄がないと思います。
④2周目以降はQBオンラインを使う
③で言ったように2周目以降は解くスピードも上がりますし、間違える問題も減ります。この時、QBオンラインを利用できる方はそれを利用しない手はないと思います。
QBオンラインというのは、QBを買った時に付いてくるシリアルナンバーを入れれば、インターネット上やアプリでQBが解けるものです。これなら、あの重い問題集を運ばなくていいんです!
QBオンラインの一番のメリットは間違えた問題だけを解き直すことができることです!自分の出来なかった問題をその日のうちにもう一度解いたり、後でまとめて解いたり使い方は自由ですが、間違えた問題を自分で選別して解く手間を省けるので、非常にありがたいです。
他にも、解く順番をランダムにできたり、解きたい分野だけを解けたりといろいろな使い方ができます。
QBオンラインが利用できる方はこれを利用して、3周目は間違えた問題だけ解くなど、より効率的に勉強を進めると思います。
QBオンラインの宣伝みたいになりましたが、回し者とかそういうやつじゃないです笑
純粋に自分が使っていての感想ですので。
とここまで、勉強法を書いてきましたが、
私自身がどれくらい勉強したかというと、
まず1〜4を順に一周
さらにもう一周
QBオンラインで流す程度に1周
間違えた箇所のみQBオンラインで解き直し
という感じで、だいたい4周しました。
といってもQBオンラインはほんとに流し読みでやっていたので、実質4周分はしてないように思います。
直前は問題解くより、暗記ばかりしていました。
1周目はなんとか頑張りましたが、2周目に入る前に暗記をせず、3周目に入る前に暗記をしていたので、最初からやっていれば1周分とかなくてなんとかなったなと、損した気分です(^^;
みなさんは無駄な時間は出来るだけ減らして、効率よく勉強してくださいね(*^^*)
あと、書き忘れていたのですがQBにはVol.5が 存在します。当然みなさん知っているとは思いますが、全く使わなかったので忘れていました(^^;
Vol.5は前年度の問題を集めた問題集となっていて、模試のような感覚で解くというのがいいのだと思います。正直使っていないので、わかりません。
最後に、私の友人たちの話をさせてもらうと
Vol.2と3を2周して、Vol.1を1周、Vol.4に関しては少し手をつけただけ、という状態で通った強者がいます。ほんとにぎりぎりですが笑
コスパはすごいですよね、笑
ただ、似たような感じで再試にかかっている人もいるので、
これと同じようにやろうと思った人は、リスクがあることは忘れてないでくださいね。
出来るだけ自分にあった効率的な勉強法を考えてから取り組む方がいいと思いますので、みなさん頑張ってください!
ではでは!